産後の恥骨の痛み

出産時に大きな負担がかかる恥骨・・・
恥骨の痛みがでる要因として大きく２つあります。

一つ目は、妊娠の際に女性ホルモン（リラキシン）の影響で狭い骨盤を赤ちゃんが通れるように少しずつ骨盤周囲の靭帯や関節が緩んできます。そこにお腹の中に赤ちゃんがいて体重も増加していく中で緩んだ骨盤で支えようとすると結合部である仙腸関節（お尻の部分）や恥骨に大きく負担がかかり妊娠時から痛みがではじめます。

二つ目は一番多い出産時に負担がかかることです。赤ちゃんが大きかったり出産に時間がかかったりすると出産後の恥骨の痛みがでる方が多いようです。

骨盤周囲の靭帯や関節が緩んでいる骨盤に、出産で骨盤と骨盤をつなぐ恥骨結合という軟骨でつながっている部分が引きがはされる方向にチカラが加わることで恥骨に痛みが生じてしまいます。恥骨の痛みは立ったり座ったりの動作で強く痛みを感じますがこれは内ももの筋肉（内転筋）が恥骨に付着しているため、立ったり座ったりの動作で痛みのある恥骨にストレスがかかり痛みとして感じることと、出産で緩んでいる骨盤に”せん断力”といって恥骨の上下方向にストレスが加わることで痛みを生じます。

育児は立ったり座ったりの動作がとても多くこの恥骨の痛みが毎日の育児に大きな負担となってしまい、ひどくなると歩くのも痛みを感じることもあるようです。その対処として大切なのがやはり負担がかかった骨盤をベルトで安定させるということです。暑かったりずれたり処々問題はあるかもしれませんが少なくと３ヶ月はベルトでの固定をおススメします。

【恥骨の痛みを改善する手段】

①ベルトで固定する
②出産後の開いた骨盤を締める
③恥骨に負担がかからないように筋肉の調整を行う

産後骨盤矯正でご来院される約２割の方が恥骨の痛みで悩まれています。早く改善を望むなら骨盤矯正＋恥骨周囲の調整を行った方がとにかく早く改善します。育児はとても体力が必要になりますがそこに痛みがあると歩くこともままならないだけでなく、育児にも影響がでてしまいます。できる限り早い段階で痛みは対策をしていかないと結果、改善も遅くなりますしその痛みをかばっていると違う場所にも痛みがでたりしてしまいますので代々木上原・代々木八幡地区で恥骨の痛みでお悩みなら産後骨盤矯正専門のなごみ整体院代々木八幡院へご来院してください。
 

出産で恥骨が痛くなるのは産道をとおってくるため仕方がないことではありますが上記のように対策はあるわけです。産後骨盤矯正専門のなごみ整体院代々木八幡院にも出産後、歩くことさえ大変でやっとの思いでご来院される方も多いです。

出産時に負担がかかった恥骨は脚を動かすたびに恥骨筋や内転筋といった太ももの内側についている筋肉から引っ張られストレスがかかり痛みが誘発されます。歩いても、寝返りなどでも恥骨についている筋肉の緊張をとってあげれば恥骨の痛みをコントロールすることは可能です。ストレスがかかる頻度を減らしていけば痛みも早く軽減し育児が楽になってきます。

やることは、出産で開いた骨盤を締め、ストレスがかかっている筋肉のコントロールということです。無闇に施術してしまうと悪化してしまうのでくれぐれも注意が必要となります。